2011年5月27日金曜日

BORN TO RUN〜走るために生まれた

人間は、長く走るために進化した。














フォアフット着地とかベアフットランて言えば、この本ですよね。南米の秘境に住むタラウマラ族の人々が、ワラッチというビーサンの変形のような草履で、現代のランナーと夢のような競争をする物語。

内容は400ページ以上ある書籍ですが、一気に読める内容充実の本です。どの方も、書かれていますが、読むとテンションがあがってすぐ走りたくなります。(なっちゃいました。いや、はしっちゃいました。^^;ロッキー見た後に思わずウォーと叫んで走ってしまうそんな感じです←古いですか?)

内容的には

人間のみが進化させていった「走る」能力を、今の私たちは、失いつつあるのではないか?なぜ、失っていったのか?裏返して、どうして人間は、走ることにより怪我をすることになってしまったのか?を詳細に述べています。物語だけど参考書のような不思議な本だと思います。

印象に残った部分は

シューズの発達が、本来人間がもっていた足のサスペンションを退化させていっている。人間は、走るとき、足底にあるアーチとふくらはぎの収縮で着地のショックを受け止める機能がある。しかし、シューズのクッションに頼ることによってその機能が衰えていっている。故に、着地のショックを受け止めきれていない。その結果、昔よりランニングによる障害をおこす確率が多くなった。タラウマラ族の人々は、前述のワラッチを履いて何日も走り続けることができる。怪我もないし恐ろしくタフである。裸足で走れば当然足の前足部で着地のショックを受け止めることとなり、人間本来のサスペンションシステムを使うことができる。(ものすごいNIKE批判も書いてありました。まあ、最後にはNIKE FREEがでることを受けてべた褒めでしたが・・・『裸足で走れ』)

カバーヨという物語上の人物が、主人公にランニングの手解きをしている場面で、「まず楽に、そして軽く、スムーズに速く」走れと言っていた部分。結構普通のことなのかもしれないが、逆の順序で走っている気がしたので(僕が最も出来てないものだと思って思わずメモっちゃったし心の中で頂きました。^^)

人間が狩猟する場合、長距離を「走る」能力は、最大の武器である。すなわち、『BORN TO RUN』人間は走るために生まれた。
「走る」場合、他の動物にはなくて人間にのみ備わっているものは、自由な「呼吸」である。他の動物は背骨を収縮したときに息を吐き、伸ばしたときに息を吸う。(動きと呼吸は1対1)人間は、そのような制限がなくいつでも自由に「呼吸」できる。従って、人間は他の動物より長時間「走れる」余地がある。(人間がどうして二足歩行になったのか?自由に呼吸するためなんだ・・・)
又、人間は、発汗と呼吸で体温調節を行っている。他の動物は、呼吸でのみ体温調節を行ってる。したがって、人間は発汗と自由な呼吸を使い長時間体温を調節しながら「走る」ことができる。狩猟対象の動物を走らせ体温を上げ続けさせれば、呼吸のみで体温調節を行う動物は、常に体を動かし続ける必要があり休むことができない。一定以上の体温に達すれば動きを止めて体温を下げる必要がある。止まったところを人間は狩りを行う。実際に、言い伝えがありそれを実験していた。(人間は、走る狩人である。・・・)

でも、全編で述べているのは走ることは「最高」ということ、笑顔で走ったらそれでええでって言うことかな。(独断ですけど・・・)

僕の夢は、笑顔で地球一周分の距離をランニングすることが目標です。そのためにも、距離を走っても怪我をしないということが、一番重要かなあと思っています。

本日のラン
ファオフット継続中。膝は全く大丈夫です。



今月トータル 179.03km/month(27acitivities)


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